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AIR-J'史

映画と映画祭と映画館と演劇とじゃがりこと旅行とライブが好きな札幌生まれのAIR-J'の記録

2016年の振り返りー2月ー

Twitterのタイムラインを見て思うが、プライベートなことを仕事上の関係で深く深くツッコまれた経験がそこまで無い気がする。元から興味持たれていないのか、面白い話ができないから聞くのをやめているのか、そういう人たちに囲まれているだけなのか。

そんなこと思いながらすーっと一日は終わり、プライベートを対面にて誰かに話したい欲求が増大するだけなのであった。

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映画


『劇場版BiSキャノンボール2014』予告編

後にも先にもここまでのハマるアイドルはいないだろうと思っているBiSの解散ドキュメンタリー映画『劇場版 BiSキャノンボール2014』を昨年の2月に観て、完全版のDVDも購入したというのに、早朝(!)から始まるBiSHのライブ付きの完全版をオールナイト上映で観るということにしたのが2月8日(月)のことである。上映開始は25時なので実質2月9日(火)でもある。
もちろん、火曜日は丸一日有給休暇を申請した。

5時間超えの『完全版 BiSキャノンボール 2014 渋谷WWW特別版』を休憩挟んで観るという苦行だが、月曜日にしっかり休養を取ったのと、再度きちんと観たいということもあって、朝のライブに備えて寝ている人がいる中、僕は一睡もせず観ていた。

刹那的に生きるBiSは最後の最後まで刹那的で、何度見ても見世物小屋的視点で、AV監督たちの本音に対して時に「酷ぇなおい」と思いながら、それを楽しんでいる自分に複雑な想いも持ちながら、彼女らへ抱いた熱い愛を再確認することとなった。


渋谷WWW特別版はBiSからBiSHへつながるという意味での映像が今回の上映会のために加わっており、次世代のバトンが渡されたその高揚感を保ちながら上映終了後すぐBiSHのライブが始まったのであった。

全チェキ(全員のメンバーとチェキが撮れる)のはDVD購入1枚ということで、家に2枚同じDVDが存在することにはなったが、他の特典会と比べて格段にお得なので即座に購入を決め、そして監督のカンパニー松尾さんも交えて撮ってもらった。
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BiSH6人とカンパニー松尾と僕。一番右にいるメンバーのハグ・ミィが6月2日に脱退してしまい、後にも先にも彼女と自分がチェキに写っているのはこれだけとなってしまった。2人でいつかは撮りたいな、と思っていたのだが…

AV監督達が繰り広げるゲーム感覚のAVで爆発的に人気を博した『劇場版 テレクラキャノンボール2013』。男たちの本能と理性との汚ねぇ天秤のエンターテイメントの同じ手法に、またしても楽しませてもらった2月なのであった。

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2月はこれを含めて7本。18歳のときから目覚める度に顔・性別・国籍・年齢が変わってしまう主人公の恋を描いた韓国映画『ビューティー・インサイド』なんかも面白かったな、と思う。韓国映画によくある王道のラブストーリーも一捻りすれば楽しめるんじゃん、と。

映画館

『ビューティー・インサイド』を観るために久々にヒューマントラストシネマ渋谷に行った。職場からすぐ寄れるところだとヒューマントラストシネマだ有楽町ばかりだったので、渋谷での時間の潰し方を忘れてしまってかなり戸惑った。

最初に入ったカフェで仕方なしに喫煙席に座ることになったのはとても耐えきれなかったのを思い出す。周りは揃いも揃って某果物マークのPCを覗きながら何やら仕事していたり、ラフに打ち合わせしてるっぽい人たちもどこぞの業界人っぽかったなぁ・・・

映画祭

2月も映画祭には行っていない。強いて言うならば、先に述べた『完全版 BiSキャノンボール 2014 渋谷WWW特別版』上映会+BiSHライブの際のチェキ会でちば映画祭Ver.のIDOL Tシャツを着て『第8回ちば映画祭』のチラシをカンパニー松尾さんに持たせてBiSHのメンバー含めて一緒に撮ってアピールしたことくらいだろうか。
アピールのためだったらなんだってやる。それがちば映画祭。

演劇

2月に観た公演は計5本。
その中でも2月1日(月)に観た三澤の企画『マリーベルが一番印象に残った。
長い髪がトレードマークの三澤さきさんという役者さんによる、"断髪公演"と銘打ったものである。
僕が好きな日本のラジオの屋代秀樹さんが脚本を提供しており、実に不穏な空気が漂う1ステージのみの公演であった。

ラストの断髪シーン、こうしてトレードマークが消えゆくのだという、まさしく命削ったとも言えるものだった。
また、この公演に出演されていた三瓶大介さん、初めて彼を観たのだが声と身振り手振りが実に虚構染みていてとても好きになった。

ライブ

先に述べた『完全版 BiSキャノンボール 2014 渋谷WWW特別版』上映会に付随していたBiSHのライブも行った公演数に含むことにはできるが、これとは別にBiSHのワンマンライブにもこの月に行った。なんと岩手県宮古まで遠征したのである。



この横断幕を見たとき、ふいに涙が出てしまった。涙もろいわけでもない自分がこうなったのは、ライブ鑑賞前にホテル近くで開催していた高校生主催の地元のイベントに行ったり、震災の影響でいまだ復興されていない線路が途切れていたのを見たからだと思われる。

勿論、僕みたいな遠征組もちらほらいるのだろうけれど、BiSHへの愛を地元で叫んでいる姿に、文字通りの感動をせざるを得なかったのであった。

ところで、この日を境にBiSHのライブではリフトが禁止となった。確かに危ないなぁ…と思わされる場面に遭遇したのは事実である。誰かの足が自分の顔にぶつかってもきた。
ディファ有明のライブの際はみんな周りに気を遣い、リフトされたらお礼を言ったりしていたのにな…。

旅行

BiSHのライブのために2月20日(土)から22日(月)まで岩手県宮古市へ泊まった。

2011年3月11日(金)の震災の影響は、関東では全くなかったというわけではないけれどもその後に何か甚大な影響があったというわけでもなかったので、記憶も薄れつつあった。

しかしながら、ここ岩手県宮古市ではまだ爪痕が残ってることに衝撃を受けたのであった。不通になっている路線があるというのは知っていても、こうして実際目で見て足で踏み入れてみると違うものがあった。

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「第34閉伊川鉄橋」と呼ぶらしい。名前もさることながら、恥ずかしいことに鉄橋が流されたことすら知りもしなかった。

また、日中に宮古駅周辺をぶらぶら歩いていたら高校生に声をかけられた。どうやら市民文化会館で高校生主体のイベントがあるからとのこと。
スルーしようと思ったが、どうせならと、マイクロバスに乗り込んだ。乗り込む前に来た大きなバスはどうやら毛ガニを食べるイベント用のバス。こちらのほうが利用客が多いなぁ…と横目で見送ったのを覚えている。

縁もゆかりもない僕は完全アウェイながら、地元の高校生というものをじっくり観察した。お客さんがそんなに来るというわけでもないのですごく心温まるかと言えばそうではなかったのが本音ではある。

大きなホールでのそこまで多くない観客の中で歌う高校生たちの姿に、やや寒さを覚えたのも本音ではあろう。「宮古が好き」「宮古を盛り上げたい」という彼らの声を聞けば聞くほど、自分の卑屈さを認識するばかり。

ただ、そんな彼らは意識が高く、純粋に美しかった。
彼らは宮古を愛し続けながら、ここに留まるか、近くの東北地域で働くか、はたまた都会へ行くのだろう。いずれにしても、帰省行事がもう無く、故郷らしき故郷が既に無いようなものに等しい自分にとって、彼らのように帰属先があることを羨ましく感じてしまったのであった。

好きなアイドルのライブのために遠征するだけのことで、こんな濃い思い出を残すとは思いもよらなかった。

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2月27日(土)から3月5日(土)まで台湾にも行ったが、このことについては月も跨るし、長いので来月の振り返りに回すことにする。

仕事

残り2ヶ月をきった前職でのお仕事。有給休暇は先に述べたようにライブのために1日取ったくらいではあった。
後任の人に仕事を任せるために少しずつ、少しずつ片付けやら引継ぎやらも進めつつあった、気がする。

その他のプライベート

『完全版 BiSキャノンボール 2014 渋谷WWW特別版』上映会+BiSHのライブが早朝に終わるので丸々1日休みを取った2月9日(火)、現在上海に勤めている高校生時代の友人が春節休暇で一時帰国しているとのことでちょうど良いと思い、さし呑みの約束をこぎつけた。
日本ではあまり楽しそうにしてなかった彼の上海での生活、まあ彼のことなのでそんな劇的変化があったわけではないけれども気は少し楽になったようで良かったな、と思った。

この時点においても自分は次の職をどうするかまだ決めていなかったので、焦りも少し出始めていた中での彼との呑みであったから、もし外国へ行くという選択肢があったらどうだっただろうか…と考えることがある。
考えたところで特に何かしたわけでないので意味はないし、残念ながら今の職では外国へ行く時間が作りにくくはあるのだが。

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2月といえば14日。とある東京タワーの見えるホテルで翌日まで1泊した。
まあなんだろうか。自分はわざと人をたぶらかすことをしてしまうのだが、この2日間も実にそういうことをしてしまったのである。
とても高いお金を払ってまで、ただ単純に「高級ホテルに泊まってみたい」欲求を叶えるだけのために、巻き添えにして。もちろん、14日であることを分かっていながらわざと知らないふりみたいなのをしていたのも事実である。

14日、15日の1泊2日についての詳細を語ると非常に軽蔑する人もあろう。それは自覚している。
笑い話にして友人・知人の幾人かに語ったりもしているのも告白しておこう。

ただ、今考えるとこの時以降に厄介だと思うような付き合いがてんで無くなってしまっている気がする。
楽になったようにも思えるが、少し淋しくもある。実に身勝手ではあるけれども。

「愛されるより、愛する」。それをしてみなきゃだめなのかな。
三十路の課題である。