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AIR-J'史

映画と映画祭と映画館と演劇とじゃがりこと旅行とライブが好きな札幌生まれのAIR-J'の記録

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2017年5月5日(金)、6日(土)@生駒高原

2016年の振り返りー6月ー

もうすぐ来年というのに、まだ半年しか振り返れていなくて、終わるのであろうか…という不安。
それとは別に、仕事での不安も次々襲う日々。
ただ日々をこなし、ただ年を跨ぐ運命なのだろう、この職に就いた限りは。

*****

映画


V6森田剛主演『ヒメアノ~ル』予告編

なんといっても『ヒメアノ~ル』は印象に残っている。
予告編で謳っている"日常と狂気が交錯する"というのは、とあるシーンではかなり強烈なもので、おかしい映画が好きである自分でもかなりぐちゃぐちゃな気持ちにさせられ、「止めてぇぇぇぇ!!!!」と頭の中で叫んだものである。

森田剛がこんなに怖い人を演じられるのか、というのと、いつまで経っても童貞感満載だなぁ、と思う濱田岳のコラボレーションは最高だった。年がかなり離れているのに同級生と言っても違和感ないあたりも不思議なのだけれども。
ラストは優しさ、なのかな。たぶんあれで良かったのだと思う。



映画『ディストラクション・ベイビーズ』予告編

そして、もう1本、ディストラクション・ベイビーズもかなり強烈な印象が残ってる。終盤についてはやや不満が残るまとめ方なのだが、全体的には柳楽優弥の訳わからないまま殴る様にずっと魅せられていた。柳楽優弥は朝ドラで観て、本当にセクシーな目つきな役者になったなぁ…と惚れ惚れしていたので、その艶っぽい目はこの映画でも活かされていた。

若者の理解できない行動、そもそも"理由"なんてものを持ち合わせてないのかもしれない、と思った。少なくとも、この物語での柳楽優弥演じる役の少年に関しては殴る理由なんてものを探すほうが無駄な気がしてならなかった。

菅田将暉のチャラさ、小松菜々の綺麗で暴力性ある様など彼らの特性も他の映画に比べて充分に活かし集約させたものであった。


トップ10を選ぶのを最近は止めているが(考えるのが面倒なのと、詳細にいちいち評価して観たくないと思ったからではある)、2016年のトップ10を選ぶとしたら上記の2本は確実に入るだろう。

6月は14本観た。
仕事が変わってからいつもの映画の鑑賞本数を取り戻しつつあったなと思う。

映画館

昨年11月以来のキネカ大森へ行った。
ここでやる2本立てはたまに結構面白い組み合わせをもってくることが多く、行きたくなる。
ほとんど1週間でそのラインナップが変わるのでなかなか時間を合わせずらいのが難点で悔しい思いをすることが多い。俳優の片桐はいりさんがたまにいることでも有名で、告知なしで清掃スタッフとして現れた時は本当にびっくりしたものである。本当に普通のスタッフとして溶け込んでいるからすごく不思議な光景だった。

6月は『ドグラ・マグラ』と『夢野久作の少女地獄』の2本立てを観た。前者は原作を読んだ時と同じようにもう眠気が襲う訳の分からない映画で、後者はかなり改変していて百合成人映画でこちらも変な映画であった。
なかなか観られない2本なので、観られて良かった。


他には、後述するが上海国際映画祭の会場である中国・上海のシネコン(上海UME国际影城 新天地店)にも行った。
シネコンなので今やどこの国も地域もある種同じようなものなので特徴らしきものはないが、一点気になったのは後ろの映写室の電灯がずっと点きっぱなしで光を遮断する措置を取ってなかったこと。
クレーム言う人いないのかなぁ・・・中国人は全体的に気にしないのかなぁ・・・(まあ日本人とて気にしても言わないって人は多いかもしれないけれど

映画祭

休みが3日連続で取れ、ちょうどその期間にやっていた上海国際映画祭へ行った。行ったと言っても、今回は上海に住んでいる友人と会うのがメインだったのでその内の1作品しか観なかった。しかもその1作品、サラエボ事件の背景が分からないとちょっと理解が進まないもので、ハラハラさせられる群像劇とはいえ難しかった印象しか残らなかった。まあでも、こういう映画を上海で観るという経験は貴重といえば貴重だ。


中国と言えば規制が厳しいことで有名。一般公開される映画はたとえ有名なものでも、そして邦画なんてほとんど入ってこない。だから上海国際映画祭のラインナップを観ると日本ではごく一般的に扱われる作品(映画祭というような場では他国ではあまりラインナップにはないもの)があったりする。 なので、事前にチケット販売状況を調べてみたら邦画はやはり人気で売り切れが多かったことが印象的だった。

日本では今でもロングランしていて文字通りの大ヒットをした『君の名は。』が中国でも今年の12月という異例の早さで公開したことも記憶に新しい。
中国の若者は今はネットで(そして違法が多かったりもする)映画の情報をかき集めている時代。いつの日か、気軽に大スクリーンで色々な国の、そしてジャンルの映画を観られるようになればいいな、と思ったりもしながら、1日の参加ではあったが映画祭というものを楽しんだ。

海外の映画祭への参加は今年はこれだけであった。

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今回映画祭を観に行ったシネコン。上海の中心部にあたるところにある。

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この日のスケジュール表。

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自動発券機。予約したのはここでチケット発券する。今回は自分では何故か予約できなかったので友人に頼んで予約してもらった。

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レッドカーペットイベントが行われている模様。中には入れなさそうだが、道路を挟んだところには一目でも芸能人を見ようと野次馬がうじゃうじゃいた。これはどこの国でも同じような光景だろう。

演劇

6月は演劇を観に行ってはいないが、その代り5月に会った演劇好きの友人の家で、福島県聾学校の演劇を3本観た。
聾学校の生徒が、というか聾者が演技をするってのを初めて観たのでそれはそれはとても新鮮なものであった。
我々聴者にも観てもらうので手話と同時に発話をするため、発話が苦手な人とかなり上手い人との差が激しいので聞き取りずらい点があるのは否めない。
しかしそれは置いておいて、聾者だって演劇はできるんだぞ、という、当たり前ではあっても気付きにくいことに気付かされたものであった。

現在はこの学校には演劇部は無いとのこと。現在聾学校で演劇部があり、全国演劇大会を目指しているのは奈良県立ろう学校演劇部のみとのことだ。

障害があっても感覚は結局その時代時代の若者と同じであるというのを、何故か気付きにくい。やはりどこか可哀想とか思ってるのは、心のどこかにあるのだろうな、と。

その障害が特徴となり、「それ、面白ぇ!」となり、かっこいい表現の場をもっともっと一般的に観てみたいと思ったのであった。
去年、『ザ・トライブ』という完全ウクライナ手話のみの、危うい聾の若者たちの映画を観た。演劇でももっともっとそういうのを観たい。

ライブ

6月4日(土)、横浜ベイホールにて4回目(全て今年)のBiSHのライブに行った。
もう仕事で精神がどんどんやられていた時だったので、もう癒ししかなかった。
チェキ会でハシヤスメ・アツコにそのことを言って、まさに姐さんのように力強い言葉で慰められたのが心の支えとなった。

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ハシヤスメ・アツコと。「キス顔で」と頼んだら「何、どぉした!?」と言われた。もうホントありがとうです。

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アイナ・ジ・エンドと。名前を言っても毎回覚えてもらってないが、行く回数が少なければ覚えてもらうようなtwitterでの努力もしてないので、仕方はない。ただ、覚えてないことを素直に言ってくれるから好きである。

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セントチヒロ・チッチと。こちらが遠慮がちにしたとしても彼女は自分から近寄ってくれるファンサービスがとても良い。そしていつもいい匂いをさせてくれるのだ。ファンが多いのもうなずける。

旅行

6/10(金)~12(日)、3日間お休みが取れたことがもうチャンスだった。前々から高校時代の友人が住む上海に行くことを約束して随分経ったが、この時しかないと思って上海に行くことにした。国内だって、他の隣国だって行けることは行けたのだが、もうまとまった休みが取れないことを考えると逃さずにはいられないと思ったのであった。
とはいえ、前月末にシフトが決まり、また何か起こってシフトを変わる必要が出てくるかもしれないのでぎりぎりまで航空券の予約を渋ってしまった。そのせいで当初安価な値段だった航空券は高くなってしまった。
ただ、マイルがそれなりに貯まっていたので、それを存分に利用をした。
宿泊場所は友人の家。2泊3日、お世話になった。

この時、初めて羽田空港から国際線を利用した。一度だけ人を迎えるために行ったことがあって、国内線との違いにワクワクさせられたのがよみがえった。
更にワクワクが続いた。なんと予約状況で無償アップグレードでビジネスクラスに乗ることになったのである。
ラウンジは残念ながら使えなかったが、席の快適さと食事の質、そしてお酒の種類は帰りの便でのエコノミークラスとはやはり違うものだと感じさせられた。


さて、上海の浦東国際空港。翌週がディズニーランド開園ということで宣伝ムードであった。

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実に3年ぶりの中国。ただ、上海は噂通り都市であったので発展してるその様になにか中国らしき、それこそ日本のニュースでよくやってる汚らしい光景は見当たらなかった。

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まあこういうのは相変わらずあるんだなぁ、って…

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日本で絶賛劇場公開中のものも既にDVDになってたり。でも、合法かどうかと言われると、どう見ても…

ところで、初日に外でお酒を酌み交わしてる最中にびっくりさせられたのは、友人が実は求職中であったということだ。つまり、仕事を辞めていたのだ。
それでも日本には戻らずに上海に住み続け、現在も居るというのはびっくりした。自分が日本で仕事ツライツライと言って、でも辞める勇気もなければそれ以外で何か活躍できる度量もなかったので、求職中でも上海にいる友人を尊く思ったものである。


二日目は映画祭の後に、僕の希望で上海映画博物館に寄った。3年前、北京映画博物館にも寄ったことがあるが、ここは規模はそれより小さめではあった。しかしながら、中国の映画史を知るには充分楽しめる博物館で、とても興味深かったのであった。

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まさに中国って感じの入口の像

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エレベーターに乗ると、上映前のあのカウントダウンが始まり、到着するやいなやレッドカーペットを模した廊下が現れる。
この仕掛けは誰でも楽しめるであろう。僕も興奮した。

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フィルム缶は前職のこと思い出しますね。


それにしても、先ほども述べたように上海は都市であった。そこそこのレストランやカフェ、そしてこの映画博物館でさえ、よく言われる"中国式"な接客はない。笑顔である。丁寧である。(若干のテキトーさはなくはないけれど)
気付けば2016年である。よっぽど情報が遮断させられてるのだな、と感じざるを得なかった。
友人の住むところはやや古い雰囲気の住宅街ではあった。

*****

ところで、二日目は友人の口からいきなりシモの話が出てきた。友人は流行りをそんなに追わない人で、それは中国でも同じように上海国際映画祭が開催されていることすら知らなかったし、いつもだいたいが真面目な話題なので、話の流れでぶっちゃけてくれて驚いたのと同時に、「そういやもう歳も歳だし、今まで話題が出てこなかったことが不思議なくらいだ」とも心の中で納得したのであった。

これも旅がもたらした効果なのであろうか。
彼も人並みに性欲があったのだ。

感慨深いものがあった。

仕事

毎日の不安、そして恐らくストレスからくる気管支の喘息症状が出てきたのを過去のtweetから探って思い出す。
何もかもが怖くて、でもそれを表には出したくなくてとにかく慎重に動こうということしか考えてなかった。ここから次のステップへ、というよりも不安を払拭させて仕事するのがいっぱいいっぱいなのであった。

仕事の不安はライブで推しのメンバーにちょこっとぶちまけるか、友人に会ってぶちまけるか、しかなかった。
3ヶ月で慣れるなんて、そもそもの話不器用な僕には無理なのであった。

その他のプライベート

プライベートらしきプライベートとはなんだったのだろうか?
ここまで仕事をこなすことだけに精一杯な時期はなかったから、相当なものだったのだと思う。恋の一つや二つ、色事の一つや二つ、あってもいいのに。あったかもしれないけれど思い出せない。

仕事以外の日は本当に仕事のことを考えたくもなかったし、職場にも寄り付きたくもなかった。
"プライベートな時間"をきちんと確保したくて、まだもがくのみの月なのであった。