AIR-J'史

映画と映画祭と映画館と演劇とじゃがりこと旅行とライブが好きな札幌生まれのAIR-J'の記録

成人映画館探訪記

僕の旅の主な目的は「映画館を訪れること」「お酒を呑むこと」の2つに絞っている。
(演劇を観るために遠出することもあるが)
あとはテキトーにぶらぶらして、付随的に何かすることはあるけれど、弾丸での旅の場合は上記の2つだけで終わらせることはよくある。
もちろん、この2つを達成させない旅もあれば違う目的もあるが、一人旅を始めてからは7割程度はこの2つを達成させることを目標にしている。

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さて、「映画館を訪れること」に関しては全国の映画館を巡ろうという企画をしてる方がいるので決して珍しいことではないが、その中で成人映画館も視野に入れている人はグッと少なくなってくると思われる。
そして、成人映画館は割と繁華街・駅からそこまで遠くないところに存在しているので建物自体を外から見物することはいくらでもできるだろうけれど、その中で上映している映画を観る人となると更に少なくなってくるだろうと予想される。

理由としては”ハッテン場”として暗黙の機能が為されているからというのはあるだろう。
これはゲイ当事者ですら近付こうとしない現状ではあると思う。

近付きたくないのはよくわかる。いくら映画好きの人がいたとしても安易にオススメをしようとも思えない。
だが、自分一人だけでもいいから行きたい…

そんなわけで、今回ちょうど5日間休みが取れたのでその内4日を使い、九州を訪れ、その中で成人映画館も訪れたので、ちょうど良い機会だから訪れた劇場を紹介してみる。
ちなみに、どの劇場でもちゃんと映画を観ている。

※成人映画館に限らず訪れた映画館の履歴は随時更新しています。(劇場にて上映されている映画を鑑賞したのが条件、訪れただけのところは履歴に残していません)

airj15.hatenablog.com
今回の旅では鹿児島のガーデンズシネマにも訪れました。こちらは39席の、上映作品ラインナップが素晴らしい小さな映画館です。
ここの黒岩支配人ともお話をして、インド映画『バーフバリ』を強く強く推されました。

横浜 光音座1

※撮った写真が行方不明なので、下記の記事参照

横浜光音座1・2 (港町キネマ通り)

光音座は1がゲイポルノ映画、2が男女モノのポルノ映画を上映している。
僕が2012年4月に成人映画館デビューした劇場でもある。
(映画館で成人映画を初めて観たのは2010年の渋谷・シネマヴェーラ)

Twilogを遡ると当時は「もう行かない」とかTweetしておきながら翌年に1回、3年後にまた1回訪れている。
ここの劇場のアカウントから誕生日祝いリプをもらったり、又聞きではあるがここで働いている人が僕のアカウントの存在を知ってると聞かされたりもしてる。
ネットって怖い・・・

光音座は京急日ノ出駅から徒歩2分。
野毛という街は情緒ある呑み屋やストリップ劇場もあって猥雑さが醸し出てる素敵なところなので、いずれかは呑み屋やストリップ劇場へも訪れたいところである。

日劇ローズ


大阪アジアン映画祭へ行くときについでに訪れる劇場。
今のところ2回訪れている。
大阪・新世界に位置し、時代劇を中心としている「新世界東映」、男女モノポルノ映画を上映している「日劇シネマ」、そしてゲイポルノ映画を上映している「日劇ローズ」の3スクリーンを有していて、入り口は全て一緒、券売機でチケットを購入後、各々のスクリーンへ向かえば良い。

新世界は、大衆演劇の劇場や呑み屋や銭湯などがごっちゃごっちゃあり、その中で(恐らく)地元の少年が元気いっぱいに走り回っていたのを見てすっかり好きになってしまった。
猥雑さがぎゅっと詰まっていて道頓堀よりも好きである。
ここらへんにある呑み屋で一人で呑むのもまた楽しかったりする。

小倉 名画座2


今回の九州の旅で2/20(火)に訪れた。
通常の映画を二本立てで上映している小倉昭和館にも行きたかったが、時間の都合上今回は断念した。

横浜 光音座と同様の体制で、1は男女モノポルノ映画、2はゲイポルノ映画を上映している。
位置としては駅からはかなり近いが、路を隔てた繁華街は若い人も多くて賑わっている中、この劇場側の一帯はいきなり違う雰囲気が漂っている。
映画を観終わって劇場を出たら、隣にストリップ劇場があってやっとその意味を理解した。
今回は旅の疲れが相当きてたのであまり歩き回れなかったので、次回訪れたときはじっくりと小倉駅周辺を歩き回りたい。

番外編(訪れたのみ)

首里劇場

2013/4/25(木)に訪れた。
見ての通り建物の魅力に惹かれるし、何と言ってもここの金城支配人と話すのがとても楽しかった。
映画は観なかったのだが、身分を明かしたところ快く映写室も見学させてもらった。
「好きなポスターを持ってっていいよ~」と言われて、さほど欲しいものはなかったのだが(笑)、一応数枚いただいた。
色々お話をうかがうと歩んできた歴史も興味深く、面白かった。
またいずれか訪れたい場所である。


成人映画館の云々

日本の映画史・映画館史に於いては成人映画館の存在は確実に無視できない。
(社)コミュニティシネマセンターが発表したシネコンやミニシアターも含めた劇場の館数変遷のデータを見ると、現在でも、少なくなってきてはいるものの思ったより成人映画館は営業中であったりする。

また、ポルノ映画は映倫のサイトを覗くと新作がコンスタントに製作されていて、決して古いものではないことがうかがえる(ゲイポルノ映画に関しては新作はかなり少なめだが、製作はされている)

近年だと「劇場版 テレクラキャノンボール2013」がミニシアターで話題になり、成人映画館で上映されるものとはまた異なったR18映画が一般的にも知れ渡ってきたように感じる。
そもそも、AVも女優・男優ともにSNSで近況や宣伝を発信する時代、エロが”陰の存在”では無くなりつつあるだろう。

…これ以上成人映画について詳しい話はできないのでここらへんで留めておくが、さて、成人映画館に興味を持った人にどんな感じかを完全主観で答えていこうと思う。

  • 怖い

→確かに何があるかわからなくて怖いのは事実です。僕もそうでした。
ただ、何かされそう・された時に席を移動する、荷物でガードする、払いのける、などすれば大丈夫です。
それが出来なくてトラウマになりそうなら無理して行かなくて良いです。
あと、冷やかしだけは絶対におやめください。
※そもそも、僕のように映画鑑賞だけを目的に来る人は皆無に等しいので、目的が”それ”である人が多いのは仕方ないと思います。

  • 年齢層が読めない

→高めだと思われます。
もし”それ目的”で若い人を求めてる、顔面偏差値・身体偏差値の高い人を求めるならばクルージングスペースや出会い系アプリを使いましょう。そちらのほうが確実です。

  • ポルノ映画を観てムラムラしたい

→時間が限られている中で、セックスシーンは確実に取り入れなければいけない条件があるらしく、一般的なR18映画よりも無理矢理ねじ込まれたセックスシーンは確かにガッツリしているし回数も多ければ長い気がするのでムラムラはできるでしょう。
ただ、演出家・脚本家の裁量でちゃんと物語があるものや、全然中身の無いもの、コメディ、シリアス、サスペンス…色々あって、ムラムラ目的のみならば良い気分で帰れるかはわかりません。

  • ゲイビみたいなのが観たい

→先に述べたようにゲイポルノ映画に関しては新作が少ないので各館旧作上映が多く、また、ビジュアルはゲイ当事者が満足できるかの確率はかなり低いように思えます。
(体型、顔、髪型、etc.)
そんなんなら数多あるゲイビ観てたほうがましな気がします。
まれに良いものには出会えますが、本当にまれな気がします。

  • 色々な映画を観たい

目的が”映画鑑賞”でない劇場が多く、最悪の映写環境(映像がぼやけたまま、字幕が下の暗幕に映った状態など)もあるので、気にしない方や、駄作・珍作でも経験として残したいという方は観ても良いと思います。(珍作は本当に珍作で、面白いとは思う)
おくりびと』で有名な滝田洋二郎監督や『愛のむきだし』『冷たい熱帯魚』の園子温監督も男女モノ、ゲイものどちらも撮ってたりして今でもたまに上映されてたりします。
もし、名作しか観たくないならばそれは時間の無駄です。

大杉漣さんのポルノ映画出演作

2/22(木)に別府へ訪れた時、先日亡くなられた大杉漣さんの出演作が別府南映劇場で上映されていた。

ドラマ、映画の出演作は数知れず、男女モノも、ゲイもののどちらのポルノ映画にも出ている。

enkpromotion.info

こちらはゲイポルノ映画(これ以外にもある)

hakaiya.hateblo.jp

こちらは破壊屋さんのブログでの記事で、一般的な映画ファンはこちらのほうがおなじみかもしれない。

とってつけたように紹介してしまったが、彼のポルノ映画出演のことを語らずして、お茶の間で観ない日はないような彼を語れないわけで、映画というのは本当にたくさんのものがあるんだと知ってもらえたらな、と思う。