AIR-J'史

映画と映画祭と映画館と演劇とじゃがりこと旅行とライブが好きな札幌生まれのAIR-J'の記録

映画よ今日も有難う

前から読みたいと思っていた片桐はいりさんの『もぎりよ今夜も有難う』を購入、ついさきほど読み終えた。

読んでいる最中も、読了した今も、興奮している。

JR京浜東北線大森駅」から徒歩三分の映画館・キネカ大森にしれっとスタッフとして働いているお姿を数度見かけたことのある片桐はいりさん。
映画館で働いていて、今でも映画館を愛していることを知ってはいたものの、想像以上に面白い本だったのだ。

成人映画を流す“ハッテン場”として機能している映画館について言及していたことになによりも興奮したし、立川シネマシティのような独立系ではあるがシネコンにも行っているので(そしてそこでまたもやスタッフとして働いていたそうな)、決して懐古主義というわけでもないと知った。

映画館巡りのスタンスが僕と似ているというのもあり、行った映画館については「そうそう!」ってつい唸ったし、まだ行ってない映画館については今後行きたい映画館リストの中に加えることにした。

airj15.hatenablog.com

初めて訪問者数が4桁超えたこんな記事を書いたからというのもある。

ちなみに僕は昨日、3/29(木)にオープンしたばかりの東京ミッドタウン日比谷内にあるTOHOシネマズ日比谷リメンバー・ミー』(字幕版)を観たので、これで訪問した映画館がまた一つ増えた。


上映スケジュールがサイネージで表示されていた。

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つい昨日、「映画以外は無趣味だよね」とか言われてしまい、そういや何度も「映画以外の趣味は何ですか?」と聞かれたこともあって、じゃあそこで「演劇」とか答えたとしてもカテゴリーとしては似たようなものなので、結局そんな人間じゃんって思われても仕方がないかもしれない。

そういや片桐はいりさんは演劇でもかなり活躍しているし、本にもそのことについても書かれていた。
僕もほんのちょっと前までは音響さんや受付さんとして演劇に携わっていたが、今や時間がとれなくて完全に観劇おじさん化している。

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airj15.hatenablog.com
精神をすり減らしてた2年前も、映画映画映画だった。
例え同業種であったとしても環境が異なり、現職場では当初その愛を表に出すことができなかった。
今この記事を見ると、ホント自分の心の荒みっぷりが凄まじいと思う。(大人になって体重にまで影響したのは初めてかもしれない)

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社会人になってから初めての職場(前職)がこんな仕事(地味ではあるが意外と知られていない実に実にやってて楽しい仕事)であり、

フィルムを運ぶ人たち - アートダイアリー - 文化庁広報誌 ぶんかる

この職場では映画ファンなら誰でも知ってる大作に特殊効果やカラコレ(カラーコレクション)で携わった方、編集、映画雑誌の編集や映画監督、映画研究者、そういや成人映画の脚本・役者をやってる人もいて、仕事中だろうと休み中だろうと常に映画の話しか無い環境だったので、現職場とのギャップが激しすぎたのかもしれない。
僕も社会人初めての有給休暇を釜山国際映画祭訪問で使ってから毎年行くようになり、国内のみならず台湾や香港の映画館で映画を観るようになって自分の映画愛を発揮させていった。

今はというともう上司や同僚や部下には隠すことなく、弾丸旅行でのお土産をそっと休憩室に置いておき、何故そこに行ったのかと問われれば「映画を観に行くため」と臆することなく言うようになっている。
「次はどこ行くの?」とも聞かれるようになった。

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小説を読むきっかけも、アニメの知識を得るきっかけも、アイドルにハマるきっかけも、旅行するきっかけも映画。
セクシャリティをきちんと認知するきっかけが映画祭(『東京国際レズビアン&ゲイ映画祭(現:レインボー・リール東京)』)。
大学で演劇部に入ってそこから演劇に携わるようになったは映画サークルを探していたらいつの間にか。
今の恋人と意気投合したきっかけもまさにとある映画だったり。

僕の人生の転機にはすべて映画が関わっている。

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最後に、この前の呑み会たぬ吉さん『サーミの血』を観たと言ったことに、あのグロッキー状態のなかで密かに心躍らせてたのを今ここで告白する。
映画をあまり観ないというたぬ吉さんの口から出た映画がこの作品という驚きは、今でも忘れられない。