ほんの少し前にダウンロードしたtik tokなるアプリを、ここ最近は毎日、1、2分程度だけザっと流してみたりしている。
中高生の流行りを知りたくて見てみたものの、特段面白いものがあるわけでもない。(さすがに芸能人は面白さを表現する力はあったりはする)
Youtubeよりも手軽に撮影、編集でき、且つTwitterよりもInstagramよりもポップに仲間内で楽しめるのだろう。
**********
中高生の流行り、とはいえもし僕が現代で中高生だった場合、果たしてtik tokで動画を仲間内で撮る少年になってただろうか?
ちょっとはかじってみるものの、やってはいない気がする。
“箸が転んでもおかしい年頃”とはよく言ったもので、たぶんそんな大した面白さではないものに馴染めず、文章だけのTwitterやらなんやらで鬱々と書いていた少年であっただろうと思う。
**********
浪人時代からネットに拠り所を求めて今に至るのだけれど、
airj15.hatenablog.com
tik tokを見てたら、今はこうネットが一般化して、ネットは拠り所、というわけでなくて、ネットでのパリピが可視化しちゃい、混在し、ある種の居ずらさすらあるのかもしれない、とも感じた。
・・・とはいっても、別に嫌な気を起こしていなくて、むしろ微笑ましく思っちゃったりするのは、ある種のおじさん化した証拠ではあるかもしれない。
**********
…で、Twitterでもblogでも他色々、最近は人をコンテンツとして見ちゃってる自分がいることに気付いた。
tik tokも人のコンテンツ化として顕著であると思う。
昨年あたりからクラウドファンディングにいくつか出資してたりするけれど、このクラウドファンディング、その内容に勿論賛同するか否かが大事ではあるものの、発起人を”コンテンツ”として見てる面もあるなと思った。
炎上して既に削除された「スラム街の暮らしを肌で感じたい!」の大学生3人も、”コンテンツ”だな、としみじみ感じたのであった。
批判を簡単にできてしまうから。
でもあの内容、確かに問題はあったけれど、彼らにはそのウェーイ思想で行ってみてもいいんじゃないかな、とは無責任ながらも思ったりはした。
その思想が変わるかは別として、打ちのめされるのもまた人生じゃないだろうか、とは感じている。
**********
・・・さて、昨晩、ふとこうtweetしてしまった。
段々と心が離れて鬱陶しいとさえ思ってしまった人がいる。
— AIR-J' (@airj15) 2018年7月9日
まあでも彼との関わりは今や一方的に垣間見るだけだったので単に薄く繋がったやつを切ればおしまいになったわけだが。
気付く人には傷つくかもしれないけれど、君は結局その利用コンテンツ、”インターネット”を介していないかい?と思ったのであった。
最初僕が面白いなと興味を示した彼が、とある出来事をきっかけに酷くつまらないものになってしまい、今やってることなんて更に興味が失せてくる、いや、鬱陶しいとさえ思ってしまったのであった。
tweetにも書いてあるようにある程度のお情けな繋がりでありフォローさえ切れば見えなくなるので、それまであったのだが。
**********
最後に。
大森靖子の『GIRL'S GIRL』をお届けする。
大森靖子「GIRL'S GIRL」Music Video
他人の承認欲求否定して
てめえの平穏守ってんなよ
恋人ができたら、結婚できたら、子どもが生まれたら・・・なんてゴールでもなんでもなくて、上のように唄う彼女だって結婚して子ども生んで僕と同世代であってもこう歌ってるわけで、そんな感じで万事は解決するわけでもないのである。
プライベートが幸せになったからって誰しもが”コンテンツ”が急激につまらなくなるわけでないから、僕はあなた自身がつまらなくなっちゃったんだなぁ、って思ってたりする。
そして、インターネットを通じる手段を使ってしまって、完全に去るわけでなくて、インターネットを否定しているそのあなたの行為、僕はどこかしら矛盾を感じている。
※酒の勢いを任せたので最後らへん、かなりの悪口になってしまいました。
ただ、思ってることは別に酔いが醒めたからって取り消さないと思います。
僕はそんなに優しい人間じゃないです。