2019年10月の映画興行の振り返りはこちら
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映画
6本。
内3本は東京国際映画祭で鑑賞。
内2本は飛行機の中で鑑賞。
機内で、実は初めての『インサイド・ヘッド』は子ども向けにわかりやすく作ってはいるもののよく見るとかなり複雑なもので、意外と楽しめた。
"感情"自体が主人公なので各々の特徴に沿って動くので、理性がなくてイライラしたこともあったけれどそういう映画なんだな、とかなり楽しめたのであった。
東京国際映画祭で観た中では『ディスコ』が面白かった。
映画『ディスコ』予告編
新興宗教団体の家族に囲まれてるため、あのラストは果たして救いだったのか、悲劇だったのか。
不穏な空気はずっと流れているのだけれど特段壮絶なことは起こらず、そして明らかに変なのにそれを指摘する人すらおらずに進むのでそれがかなり怖いなと感じてしまった。
映画とは説教じゃないのだ、という。
演劇
2本。
美貴ヲの劇『わたしはザリガニになりたい』は、短編で行なったものの長編化であり、映画『ロブスター』から着想を得ている。
『ロブスター』も好きな映画であるし、短編も観たのでそういった意味でも楽しめたが、そこにBL、腐女子要素が入って更にコメディとして面白いものとなった。
絵本の読み聞かせで観客がコールできたり、出演者とチェキが撮れたりというイベントも付いてて更に楽しめた。
美貴ヲの劇で毎度おなじみのサトモリサトルさんと、劇中でもBL演出で活躍されていたので似たように撮ってもらった。
にやけてしまった自分が残念なのだが、さすが役者さん、バックハグを頼んだら自然に腰に手を回してきてドキッとしてしまったのであった。嗚呼、至福だったな。
日本のラジオ『ナイゲン 暴力団版』は、アガリスクエンターテイメントの『ナイゲン』をベースにしてるものだが、エッセンスを取っているといったほうが正解で、暴力団なので理論がなんか破綻していて、しかしながらその怖いおじさん達が愛おしく思えるお芝居だった。
解決方法も本家『ナイゲン』とは違って暴力的解決になるのだけれど、ずっと笑っていられた。
旅行
初めてのヨーロッパ圏。初めてのイタリア。
今回はローマとヴェネチアへ行った。
やっと昼なんだよなあ、、、
— 𝔸𝕀ℝ-𝕁' (@airj15) 2019年10月14日
時間感覚狂うね pic.twitter.com/5iKsnHRvd9
映画祭やってたら普通に映画三昧したかった。 pic.twitter.com/PoeqUw8M40
— 𝔸𝕀ℝ-𝕁' (@airj15) 2019年10月16日
出発直前日には仕事が入っていたのだが、ちょうど台風直撃の日で急遽休みになり、6連休が7連休になるという羽目になった。出発当日も結局出発時刻が大幅に遅れることになって殆ど恋人の家でうだうだしていることにはなったのだが。
スリに気を付ける、ということだけは本当にしていたが、気を付けすぎてたらそれ以外は特に何もなくて、まあちょっと前までイタリア語も勉強してみたりしたけれど大して身にはならず、でもなんとなく法則の知識や単語のちょっとした知識は得たのでそういった意味では楽しんでいた。
そして、僕がこの旅行の行き先を決めるまでほんの少しだけ怖気づいてたのを、ある意味での思い切りで決めてくれる恋人にはいつも感謝している。
旅行期間中のTweetを見返してみたら僕たちって本当に惚気というものをしないので一人で行ってるときと同様な感じにしか見えない。実際友人にも二人で行ってたと気付かれなかったらしい。隠すつもりなどないのだけれど。
ローマは観光地色が強くて人がごった返していたが、その分ヴェネチアのほうがややゆったりしていて、更に海の街であったので僕はヴェネチアのほうが好みだった。
また行きたいな、と思った。
プライベート
まずは例のごとく毎年の誕生日企画としての写真撮影を公開した。
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惜しむらくは今回は壮大なこと考えていたくせに直前まで準備が整っていなかったことなのだけれど、出来上がった写真は素敵なものに仕上がったことは良かったとは思っている。
そのうえで、撮ってもらった方の知り合いのホリウチヒロミさんという方が、あがった写真の中の1枚を基にドローイングしてもらうなんていう嬉しいハプニングも起こった。
わっわっわ。
— 𝔸𝕀ℝ-𝕁' (@airj15) 2019年10月14日
依頼もしていないのに僕のこと描いてくれたなんて嬉しすぎます。
ありがとうございます!!😭
素敵で、自分で自分に惚れそう() https://t.co/zHHWduArMT
翌月に個展にいくことになるのだけれど、置かれていた制作ノートの中にそのドローイングがあって、生と性と死が描かれた素敵な絵を描く方の衝動の中の一ページに刻まれたというのは光栄すぎることだと感じた。
時系列順に並べると、旅行から帰った日から身体の柔軟性を高めることをし始めた。整骨院にもそれまでは通っていたが結局1週間くらい経てば元に戻ってしまうし、根本から変えたいと思って、とあるところに通い続けている。
運動も随分としていなかったから、アドバイスを基に翌日以降からまずはラジオ体操を毎日やる、という簡単なことから始めている。
前屈に関しては手の先から爪先まであと10cmというところまでだった硬さが、指の腹が床につくくらいになってきた。
それまで色々な場面で身体がつることもあったし、何より疲れが毎日のように半端なかったのが、徐々にではあるが改善されてきている。
とにもかくにも身体のメンテナンスというのは地道な作業なのだというのを実感している。
最後に、突如登場した『なんとか、いきてます。』というポッドキャストにハマった月でもあった。
anchor.fm
まさか2ヶ月後にこの番組で喋ることになるとはこのときは思ってはいなかったけれど。
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ゲイ界隈のポッドキャストの中で一番声が柔らかく、一人語りではあるがリスナーを常に意識した語り掛けであり、そして脚本がしっかりしていたことに最初から惹かれてしまった。
そして、だいたいがやや真面目なものか笑いの番組が多いなか「弱音を吐いてもらう」という精神に訴えかけてくる番組はまずなくて、ながら聞きしてても心地良いものだったのだ。
惜しくも僕とのトーク回から数回を経て終わってしまった。
次は違う番組を考えているらしく、Twitterもしばらくお休みをしている。
彼のポッドキャストの作りからは、僕が誕生日企画をやっと終えてからの"自分らしさ"と"人に見せる自分を作り上げること"の葛藤を直接揺さぶったこともあって、もっと語りたいことは多いのだが、それはまた別の機会にする。