今日、人生で初めて歯科での抜歯をした。
定期健診の際、奥歯によくものが詰まりやすいことを伝えたら「不快感を伴うなら抜いたほうが良い」と言われたからだ。
後日でも全く問題ないとのことではあるが、不規則な勤務体系とプライベートな予定をよく入れる自分にとっては後回しだと今年中にできないこともあり得ると思ったので色々質問後に抜歯を決意した。
抜歯自体は思ったより大したことがなかった。
そして、「抜いた歯を持って帰りますか?」と聞かれ「はい」と答えた。
母親に厳しく歯磨きを躾けられたせいか歯はずっと健康的だった。当然、今日抜いた親不知ずも健康的にまっすぐ生えてきていた。
そんな抜いた親不知ずは、若干の汚れは付いていたものの全体的には健康的で、帰り道歩きながらその親不知ずを惚れ惚れと眺めていたものだ。
その姿は周りから不審者に見えただろう。
「自分好きだよね」と元彼にはよく言われる。自分の写真を毎年撮ってもらって定期的にアップしているからだ。まあ、否定はしない。
出会い系アプリで「かっこいいですね」と言われることが時たまある。まあ、否定しない。そして、感謝の言葉を述べる。
でも、自分を好きになるのはそう簡単なことじゃない。
歯一つとっても、磨くことを億劫にしなかったからであったし、今は体脂肪率が順調に減ってきているけれどカロリーコントロールも運動も節酒もしてなかった頃の20%超えの裸体を愛せるわけはなくて、減ってきてからやっと愛し始めて、もっと愛したいからもっと体脂肪率を減らしたいと思っている。
Twitterの自虐よりInstagramでの自己愛の強い人たちを眺めているほうが楽しかったりするのも、勇気をもらえるからなんだろう。
これからも、好きになっていき続けたい。